「年収100万円の豊かな節約生活」 山崎 寿人

 

著者の山崎氏は、東大を卒業して超有名企業に就職するも5年で退職。

以来20年間定職に就かず、工夫を重ねて貧乏を極楽に換えた男の生活の智恵。

 

 

人生とは何ナノか?

山崎氏は親が残してくれた不動産収入によって生活、

月の生活費(変動費)を3万円以内に抑えて生活している男性。

一日の食費は合計500円で3食を準備、その内容も質素なものでも、カップラーメンなどでも無く、手打ちのパスタや手作りパンなど、サラリーマンから見て羨ましくなる食事だ。

あまりお金をかけなくても、おいしい食事と親しい仲間を作り愉しい生活を送ることができるという内容、レシピの紹介、そんな中、著者の山崎氏が結婚していないことへのジレンマなどが綴られている。

また、お小遣いサイトやお金がピンチのときのバイト(治験など)も紹介され内容は盛りだくさんである。

特に、アマゾンのレビューにもあるとおり、この本のレシピは秀逸で、どれも旨そうだ。

*わたしも思わず、パン捏兼パン焼き器と、製麺用のパスタマシーンを買ってしまったほどであるw

 

パチンコ依存

 

この著書を読んだ感想を一言で言うと、この山崎氏は、現代資本主義に抵抗する一人のレジスタンスのように思えた。

 

現代資本主義は金を媒介にした支配制度。

王様は、奴隷に金をつらつかせ、もっと働けと言う。働けば、金をやるし、金をたくさん持てば地位も名誉も思うがままだぞ!

とのたまうのだ。

王様を信じる奴隷たちは、少しでも多くの金を手に入れるために、満員の通勤電車に乗り、行きたくもない会社に行き、少しでも出世するためにライバルを蹴落とし、サービス残業、休日出勤ととにかく頑張る。仕事が暇なときは、無駄な会議を招集し、パソコンをじっつ見つめて、どうでもいい会議資料を作り、精一杯の頑張ってるアピールも行う。

そうするのが当たり前と、その習慣はいつしか社風や文化、社会常識のようになり国民を洗脳する。奴隷たちの行動は加速し、ストレスで髪が抜けようが、胃潰瘍になろうが、ときには過労死するまで身を粉にして頑張ってくれ、会社へ利益をもたらし、国へ税金を払ってくれるので、王様の金庫は常に潤い、何もしなくても贅沢ができるシステムが出来上がる。

これが現在資本主義ではないだろうか。

 

そんな現代資本主義のシステムを飛び出したアウトロー、「ワイは生きていけるだけの少しの金で愉しく暮らしてやるわ。だからワイに自由をくれ。それ以上の金は要らんぜよ!」と言ったかどうか知らんのだけどw、月々不動産収入の10万くらいの金で生活し、20年以上も定職につかず、仙人みたいにに生きてきた男が著者 山崎氏ではないだろうか。

この山崎氏、現代に増殖した無気力・脱力系の廃人では決して無い。少ない金で満足して生きる方法を独特のスタンスで追及する仙人なんである。そんな山崎氏の生活が生み出した技(居・食・住・心)がこの本の中に詰まっている。その実体験と、別に奴隷みたいに生きなくとも、大して金は無くとも、工夫次第で旨いものを食い、友と語らいそこそこ楽しく暮らせるんだ、それがいいのかどうかは知らんけどね、みたいな思考が実におもしろい。

まあ、資本主義の奴隷になって生きるのも、山崎氏のように仙人みたいに暮らすのも、どちらも一つの人生。

どちらの人生が幸せかは人それぞれであろう。後者の人生は誰も否定できないし、ある意味羨ましいと感じる人が多いと思う。

あまり仙人が増えると資本主義国家が破たんしてしまう可能性はあるがw

 

 

 

それにしても、この本「年収100万円の豊かな節約生活」を何度か読んだんだけどさ、

この仙人みたいな山崎氏、この本の印税で結構儲かったろうなあ・・・

って毎回思っちゃうんだわww

最近では本の取材を受けたりとか、文庫版や副読本まで出たみたいだし、こりゃもう、ガッポガッポ、ウハウハやろうなあってさw

未だ私は金の奴隷のようだw 現代資本主義の洗脳は強烈だわ。

あーあ、金かあ、もっと欲しいわあ、 金金金金・・・

一体カネってなんなのでしょうかねえ?ww

金と人生
金は魔物やで

HAGEDARUMA

with

賢威ver.7.0