
身近になったリサイクル
一昔前にブックオフが始めた「お売りください!」により、リサイクルという行動が我々庶民にもグッと身近になりました。
それより前は街の古本屋さんに売りにいくなんて、
「コイツ、よっぽど金に困ってるんじゃね?」
って勘ぐられそうで度胸が無いとなかなか利用できませんでしたからね。特に女性の方などは古本を売るなんて思いもつかなかったんではないかなあ、と思います。
そういった意味でブックオフがリサイクルに果たした役割は大きいものだったと思います。
老若男女問わず、だれもが気軽に古本を売れる時代になりましたからね。
その後、雨後の筍のようにリサイクルショップができ始めて現在に至ります。
ゴミと思うものも買取してもらえる?
ブックオフができたてホヤホヤの頃は古本やCD、DVD、ゲームソフトの買取というイメージでしたが、その後はこうしたリサイクル業に参入する会社が急増しました。
その結果、古本などの買取競争は激化し古本やCD、DVD、ゲームソフト以外にも(市場価値があるものは)何でも買いますよ!のようなオールジャンル型の買取店が増えていきます。
テレビCMで有名な買取王子が代表的で皆さんよくご存じでしょう。
オールジャンル型の買取店は買取ジャンルの幅が非常に広いことが特徴で、家庭にある中古品のかなりの部分をカバーしている状況です。
このため不要になってゴミとして捨てる前にリサイクル店で買取してもらえないか?とチェックしてみるといいでしょう。
まだ使えるものなら値段がつく可能性がありますし、ゴミの分別がうるさい現在では捨てるよりリサイクルショップに買い取ってもらったほうが処分が楽なケースも多々あるからです。
実際にゴミを売って暮らすホームレスの年収
家庭などから出たゴミを拾って暮らすホームレスの方のおもしろい記事↓があります。
この記事を読むと分かりますが、自分ではゴミだ!と思って捨ててしまうと本当は”お宝”の可能性はあるのです。
ホームレスの方が拾ったゴミを売って年間300万円近い収入を上げてしまうのですから。
激化するリサイクル業界内の競争
昔はリサイクルショップに家庭の中古品を売っても、二束三文で買い叩かれるのが定番?でした。
しかし現在ではリサイクル業に多くの企業が参入してきており、その競争も激化しています。
あまりに酷い査定をしたり、失礼な対応をしたり、お客さんを騙すようなことをしたりすれば、すぐにSNSなどのインターネットでその話は拡散されます。
そうなるとお客さんは自然と離れてしまいます。
リサイクル業者は他にもたくさんありますからね。
お客さんが離れてしまえばどんな大企業でも赤字経営を余儀なくされたり事業を縮小せざるを得なくなったり、最悪は倒産してしまうかもしれません。
このため、リサイクル業の会社も少しでも顧客満足を高めようと各社が必死の経営努力を行っています。
こういった状況をみると、リサイクル店の買取を利用する側としてはかなり好ましい環境になっているのは確かです。
ゴミを捨てて処分する前にチェックしよう!
昔はゴミとして捨てるしかなかった不用品もリサイクルの進化と業界の競争によって買取してもらえる可能性が少なからずあります。
もともと日本は資源の少ない国ですから、まだ使えるものをリサイクルで活用してモノを大事にしていくのは決して悪いことではありません。
しかもリサイクル業界が激戦の今はウリドキのチャンスでもあります。
お休みなど時間があるときにでも捨てなくて済むものがないかぜひチェックしてみましょう。
リサイクルに出せば部屋もスッキリしますし、断捨離効果で思わぬいいことがあるかも?知れませんよ。