NYダウが乱降下し日経平均のボラリティーが上がってきました。
飛びつき買いをするほどではないが、空売りも怖い状況といった感じでしょうかね?
そんな中、なかなか興味深い相場解説の記事を見つけました。
株価の激しい乱高下、スルガ銀行の乱脈経営……いま、日本の金融・経済に異変が起きている。朝日新聞特別報道部記者で、このたび『日銀バブルが日本を蝕む』を上梓した藤田知也氏は、種々の異変は黒田東彦氏率いる日銀の金融政策に起因したものではないかと分析する――。
ついに「日銀バブル」のツケが回ってくるかもしれない 株価乱高下、銀行の乱脈融資… (藤田知也) 【現代ビジネス】 https://t.co/RqoAJwzTOt
— 江浦正秀 (@euramasahide) 2018年10月23日
目標物価上昇率2%を掲げた日銀の異次元緩和ですが目標を達成できないにもかかわらず継続した結果、すでに引くに引けない状態になっておりこのまま行ったらどうなるのか?
追加緩和を重ねたことで生まれた経済のひずみは、他にも目立つようになってきた。企業や個人が借金を増やすことで経済の高成長につながる、というのが日銀のシナリオだったが、現実は目先の利回りを追う蠢きばかりが煽り立てられ、借金とリスクが過剰に膨らむバブルが出現している。
私はこの文(赤字箇所)がいいなあ、と思いました。
ある意味マトを得てますよね。
この記事を見てアメリカのサブプライムローンを思い出しました。
歴史は繰り返すと言いますが、人間は金が余ってくると目先の利益を追うためバブルが発生する、これが人間の性(さが)なのかも知れません。
結局、異次元金融緩和で必要もない紙幣を刷りまくっても、やがてこうなりますってw
アメリカのFRBは機敏に引き締めに舵を切りましたが、政治とナアナアの金融政策を取る日銀は果たしてこれからどうする(尻を拭く)のか?
我々一般庶民としても見届けたいところであります。
異次元緩和には血税が大量投入されてますからね・・・。
年金の受給開始も延長されそうで怖いわ、ホンマ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
それにしても・・・
日銀のETF保有残高は18年3月末時点で24兆円にまで跳ね上がっており、大した成果の出ないまま緩和縮小に向かったり、政権交代などの局面が出た場合その反動はそら恐ろしいものがあります。
どうなることやら(ヽ”ω`)
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紹介
スルガ銀行の乱脈不動産融資、実力以上の株価高騰、仮想通貨事件……
「実感なき好景気」を演出してきた日本銀行の詐欺的政策を暴く!お金の流れに異変が起きている。
不動産投資が過熱し、老後への不安から、アパートやマンションに投資する人が増えた。しかし、入居者が見込めない物件を抱えた多くの大家が破綻のリスクにさらされている。スルガ銀行の乱脈不動産融資事件では、預金通帳の改竄など、悪質なモラルハザードが銀行内に蔓延していることが発覚。年収400万円代のサラリーマンに4億円超が貸し込まれる案件さえあった。
ネット上で投資を募る「ソーシャルレンディグ」は10%もの高利回りで人気を集め、投資金額はうなぎ上りに増えているが、お金が戻らないなどのトラブルも相次いでいる。
ビットコインをはじめとする仮想通貨は相場が乱高下し、ハッキングによって顧客の資産が流出する事件も頻発した。
こうした歪んだマネーの潮流の背景には、日本銀行の政策がある。日銀はアベノミクスを受けて「異次元の金融緩和」「マイナス金利」を打ち出し、お金の価値を切り下げようとしてきた。だが、それが国民の将来に対する不安を煽り、実態とかけ離れた価格の資産に資金が流れ込んでいるのだ。
日銀エリートたちはさまざまなレトリックを弄し、みずからの政策を正当化してきた。マイナス金利に戸惑う庶民を小バカにし、上から目線で取材に答え、答えに窮すると逆ギレする。一方で、外貨建て資産をひそかに購入する日銀職員も。
そして、日銀の失敗のツケは、必ず私たちにまわってくる……。
不動産市場崩壊の予兆が指摘され、株価も大幅な調整局面を迎える中、ババを掴まされないためにも必読の作品だ。