ある朝、いつものように松屋に行くと、若い男のお客さんが一人、食券の券売機でメニューを選んでいました。
若い男のお客さんがお金を入れたところで、食券の券売機にエラーが発生、ピーピー音が鳴り始めました。どうも券売機にお金が詰まったようでした。
松屋の50歳くらいのアルバイトのおじさんが慌ててかけつけたのだけど、なかなか券売機の故障個所が見つからないまま、タイミングが悪くこの辺の荒ぶれのおじさん客がどんどん店に入ってきますw
券売機の行列はどんどん長くなる。
後ろのお客さん達から、何しとんじゃ、はよせいや、と無言のプレッシャーがかかります。
その時間はアルバイトのおじさんのワンオペ?(※バイトが一人しかいない状態)だったらしく、「こりゃ、アカン」とアルバイトのおじさんは券売機の故障を直すのを諦め、ペラのメニューを持ってきて直接注文を受けるので決まったら言ってください、と小走りでお客さんを回り出しました。
店はどうにかいつもの平穏に戻るかと思われました。
しかし・・・
その刹那、コワモテの団体客襲来。
店内大混雑。しかも券売機故障w
もうこれ、アルバイト一人じゃ無理だろ?みたいな状態です。
それでもアルバイトのおじさんは諦めない。
額から汗を垂れ流し、「らっしゃいまっせ~」と半笑いながら苦悶の表情、今にも4にそうな顔をしながら超小走りで注文を取り、高速反復横跳びで料理を作り、超小走りで配膳し、超小走りで食器を下げて回り出したんです。
「おじさん、すげえぜ( ゚д゚)!」
その時、私たちはアルバイトのおじさんの”全力”を見た気がしました。
朝の松屋に舞い降りた、オーラを身にまとい光り輝くアルバイトのおじさん。
「圧倒的フットワーク、かんぺきやで( ゚д゚)!」
見たことありますか?人間の本当の”全力”とは何かを。いくつになっても人間は限界を超えられる生物なのかもしれない、そう思いある意味感動しながら有難く松屋の朝定食を食べました。
自分がほぼメシを食い終わって、やっと応援のアルバイトのおばさんが来た時、アルバイトのおじさんはようやく安堵の顔で、おばさんに向かってつぶやきました。
おじさん「あぁもぅ、チョーさいあくぅ~💛」
って、おじさん、JKかよwww
朝から思わず吹いたわw
それにしても松屋のバイトも大変やなあww
明日もがんばれ、松屋のおじさん!
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