脱サラして独立起業するのに手軽なのは飲食店。
最近はパン屋さんが人気のようですがパン焼き機などの初期設備投資を考えると、小さな居酒屋のほうが手軽です。
店舗を居抜きで借りれればさらにいいですね。
うちの近所にも脱サラして居酒屋起業した男性がいます。
小さな店を借りて”安さが売り”みたいな店を作りました。この辺で酒飲んだら一番安くあがります。
居酒屋オープン後、確かに安いと評判になり最初は人が入り、近所のワイの飲み友達ともその店でよく会ってたんです。
しかし、だんだん誰も行かなくなってあっと言う間に寂れました・・・
原因はなぜかと言うと、
その起業したオーナーが店を切り盛りしていたんですが、飲んでる客を相手にフカすんですよw
「もっと大きな店でやりたいんです。○○区あたりに店舗借りて、従業員を20人くらい雇って・・・」
「この店は自分の最初のステップなんです。何店舗か拡張して支店は人に任せるつもりです。」
「明日、融資の件で銀行に事業計画出すんですよ、いやあ忙しくって。」
その店も開店したばかりでそれほど多くの固定客がいるわけではありませんし、安さが売りで特にうまいものがあるわけでもありません。
お客としては、
「ふーん・・・。その前にこの店をもっと良くせえや(^^;)」
って心の中で思うんでしょうね。
しかも仕事が終わってやっと一杯にありついたのに、脱サラしたばかりの居酒屋のオーナーの夢のお話なんぞ聞きたい人は少ないでしょう。
うちの近所で酒飲んでる人達だって海千山千の強者どもですから、いくら安くたってそんな青臭い話を長々されると嫌な訳です。
ワイも飲んでる最中に延々とそんな話を聞かされてブチ切れそうになりましたからねw
ひょっとすると・・・
オーナーとしてはちゃんと資金力もあるし未来の事業展開を考えている真面目な店です、とアピールしたかったのかも?知れませんが。
それで、しばらくすると全然客が入らなくなってしまいました。
実際ワイもその店には全く行っていません。
安いことは安いんですけどねw
やっぱりねえ、個人で飲み屋やるなら愛嬌がないとイケませんわ。
別に夢を語ったりフカすのは悪くないんですけど、自信がないなら謙虚に「いやあ、居酒屋やってはみたものの儲かんないっすよ。明日も銀行行って金借りないとww」くらいに話してたほうがいいです。
すると客のほうも、
「なんや、オーナー大変なんか?じゃあまた明日も来たるでww」
となります。
しかも、
客にウザがられないように注意しないと、酔っ払い達の噂はあっという間に広まります。
「○○屋?もう行っとらんで。あそこのオーナー、話がめっちゃ鬱陶しいんや。むかつくわー。」
って別の飲み屋で酒の肴になり、小さな街だとどんどん伝播しますからね。
居酒屋起業を目指している人は充分注意してください。
こういう話は本に載っていないので(^p^)b
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